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第118話 あの秘書は何者ですか

Penulis: 八月 猫
last update Tanggal publikasi: 2026-09-17 09:00:45

 翌週の木曜日。

 私は帝人さんと一緒に、都内のホテルで開かれる企業交流会へ来ていた。

 皇グループの主要取引先や金融機関、関連企業の役員が集まる会だ。

 今日は完全に仕事。

 帝人さんもいつものスーツ姿で、会場へ入った瞬間から表情が変わっている。

「皇社長、お久しぶりです」

「先日の件ですが――」

「来期の計画について、一度お時間を――」

 次々に人が集まる。

 帝人さんは相手の話を短時間で整理し、必要なものだけ答えていく。

 私は少し後ろで、名刺や予定を確認しながら必要な情報を控えていた。

「来月でしたら、第三週以降で調整できます」

 そう伝えると、帝人さんが振り返る。

「第四週は駄目だ」

「海外出張ですね。では第三週で確認します」

「ああ」

 短いやり取り。

 いつものことだ。

 少なくとも、私たちにとっては。

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